高麗人参とは

高麗にんじん

高麗人参はウコギ科の多年草です和名をオタネニンジンといいます

朝鮮人参、薬用人参、オタネニンジンとも呼ばれていますが
学術名はパナックスジンセンCAメイヤーで19世紀にフォメイヤーによりなずけられました

パナックスはギリシャ語で何でもよく効くという意味で高麗にんじんは万能薬ということです

野菜のニンジンはセリ科の植物で高麗人参と別のものです

高麗人参は本来は野生の植物でした
高麗人参が紹介されている文献で最も古いものは紀元前1世紀に編纂された
中国の急就草ですが実際は4000年前から5000年前から使用されていました

原産地は中国東北部や朝鮮半島の山間部シベリアの山中などで
朝鮮半島で栄えた高句麗に由来して高麗人参と呼ばれるようになりました

野生といっても自生する量が少ないので霊薬として珍重され
秦の始皇帝や漢の武帝も多くの人を山中におくり高麗人参を探索させたことが知られています
古代の人には高麗人参は不死の薬であり不死草でした

紀元前1世紀から2世紀になると中国の神農本草経に高麗人参の詳しい薬効が記されています
そこには365種類の生薬の薬効が記されていて、その筆頭に高麗人参が書かれています

 

五臓を補う

心臓、肺、腎臓、肝臓、脾臓の働きを正常化する

精神を安ずる

精気(腎の精気)と神気(心の精気)を安らかにする

魂魄を定める

魂(肝の精気)と塊(肺の精気)を定める

驚悸をとめる

精神不安状態や動悸を止める

邪気を除く

疾病の原因となる邪を除く

目を明らかにする

目の曇りをなくす

智を益す

頭の回転を良くする

身を軽くして年を延ぶ

長寿を全うする

 

これらの記述は高麗人参が内臓を助けるだけでなく精神的にも良い作用をすることを示し
科学的に立証された効能を記しています

また1500年前に書かれた中国の名医別録によると
胃の冷えを治す、みぞおちの痛みが消える、腎炎や肝炎に効く、糖尿病によい
血行をよくする、吐き下しの諸症状を治す、痛みを伴う移動性の塊を取る

日本では延暦16年(797)菅野真道によって編纂された続日本紀に残る
高麗人参の記述が始めてといわれ高麗ニンジンが皇族や貴族だけが
入手できる貴重な渡来品であったと記されています

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